猫との困りごと

ご機嫌斜めな時もあれば体調が悪いときも猫にはあります。そんなときは専門の先生に診てもらうことも大事です。また長期の旅行や急な出張、帰省など、どうしても面倒が見れないときが出てくるかもしれません。周りに頼れる人がいないとき、ペットシッターさんの手助けが必要になるかもしれません。クリニックやシッターなど四日市市内で対応可能なところをピックアップしてみました。

困りごとが出る前に心がけておきたい3つのこと

猫の本能や習性を理解する

猫の行動を振り返れば納得。猫の特徴的な本能は?

  1. 食べ物や水が確保でき安眠できる場所をいつも探している
  2. 縄張り意識が強く、周りの出来事を常に把握・監視する
  3. キレイ好きで、身を守るため自分の体も清潔に保つ

日頃から五感を使って愛猫を観察

見たことや触ったことのない場所ありませんか?

愛猫の行動をよく観察し、小さな変化にも気づけるよう心掛けることが大切です。足先やお腹など触られるのが苦手な猫も多いですが短時間でも良いので少しづつ触れるようにしておくと健康状態の把握にも繋がります。

相談できる相手を身近に作っておく

困った時、気軽に愛猫の相談ができる方はいますか?

ネットなどで調べれば色々な情報が出てきます。しかし専門家でない場合も多く実際の猫の様子や状況を見ているわけでもありません。
猫と暮らすのが初めての方や自信の無い方は、病気になる前に信頼できる獣医師さんを近くに見つけておくのが大切です。
また猫の飼養経験が豊富な保護猫団体の方や猫のお世話経験豊富なキャットシッターさんと知り合いになっておくともしもの時に安心です。

自宅でできる日頃の健康チェックは?

以下の7点について普段から健康なときの状態を数値などで把握できていると気づきやすいです。

☑ 食事量:高齢猫は食事量が減った場合だけでなく増え過ぎた場合も注意。
☑ 飲水量:いつもより沢山飲み過ぎていても注意。腎臓や糖尿の可能性もあり。
☑ 排 泄:下痢や便秘か、便や尿のニオイや色に変化がないか確認。
☑ 呼 吸:通常の鼻呼吸が口呼吸にになったときは注意。
☑ 心拍数:人の倍くらいの心拍数に変化があった場合は注意。
☑ 体 温:猫の平熱は約38度。39度以上あるときは注意が必要。
☑ 体 重:減量させていないのに5%減は異常。

こんな症状が出たらどうしたらいい?

猫の体調が悪いときの特徴的な症状と代表的な病気の例です。
参考程度とし、症状が続くようなら早めにかかりつけの病院へ連れて行くのがよいでしょう。

症状可能性のある病気
①鼻汁が出る感染性の呼吸器疾患。目ヤニも出る。
②抱かれるのを嫌がる元々苦手でない場合は皮下脂肪が変性する黄色脂肪症の可能性あり
③便が出ない犬に比べ便秘傾向にあるが巨大結腸の場合もある
④頻繁にトイレに行き時間が長い膀胱炎や尿石の可能性あり
⑤体をひどく掻くノミ感染、アレルギー、猫カビの可能性あり
⑥頭をさかんに振り耳を掻く細菌性、マラセチア、寄生虫
⑦口が臭い猫免疫不全ウィルス、猫白血病などによる口内炎

獣医師さんはどう選べばいい?

健診やワクチンの接種など元気なときにも通い、動物病院に慣らしておくのも大切です。

動物病院の中には複数人の先生がいる病院もありますので先生選びの参考にして下さい。

①基本的な質問や疑問にも丁寧に答えてくれる
②治療費や検査費を事前に教えてくれる
③猫の扱いが得意で知識も豊富である
④病院内が清潔で感染症の予防対策がされている
⑤話してみて猫も自分も相性が良い
⑥自院で対応が難しい場合に別の病院を紹介するなどしてくれる